
日本一高値の袋がけみかんを作るみかん屋さんのシフォンケーキ グルテンフリー!
- 2021.09.03
「日本一のみかん屋さん」それが天草・苓北町の松本果樹園です。
何が日本一かというと、毎年、東京の大田市場で「袋がけみかん」が日本一の高値をつけるんです。「袋がけみかん」とは、完熟みかんの中でも特に糖度が高い小玉のひとつひとつに、丁寧に袋をかけ冬を越したみかんのこと。甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。
松本果樹園の2代目の奥様が香代子さん。熊本県が認定する「食の名人」の一人で、お邪魔する度にいただくお料理は絶品です。
優しい笑顔が素敵で、JAの柑橘部会の役員なども務められたエネルギッシュな方です。
取材では、その香代子さんが、こだわって作っているフォンケーキを取り上げました。
材料の晩柑は、風味がよく、さっぱりとした食感でたっぷりの果汁が特徴。
松本果樹園の晩柑の栽培へのこだわりは・・・。実が小さいときに直接海風が当たると、実が落ちたり、病気になるため、大きな木で風を防ぐ「防風帯」を作っています。さらに実が日焼けしないように、必ず実が葉っぱの下になるように選定するんです。
そして除草剤を使わず、微生物を使った肥料を使用してしているので、土の中の微生物も増え、晩柑がいっそう美味しくなるそうです。

いよいよシフォンケーキ作り。手間暇かけて育てた晩柑の生絞りジュースを、たっぷり使います。
皮はオレンジピールに。苦みを取るために、湯でこぼしを繰り返します。そして苦みが取れた皮にてんさい糖を入れて、丁寧に炊いていくと綺麗なあめ色になるんです。

4種類の小麦をブレンドした生地に、晩柑の生絞りジュースとピール、メレンゲなどを加えて焼き上げるのです。
気が遠くなるような作業です。

香代子さんは、畑作業に総菜づくり、それにケーキ作りで
朝から晩まで働き詰めです。体中にエネルギーがみなぎっているようです。

生産者ならではの贅沢なシフォンケーキ。柑橘のさわやかな後味がクセになります。
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