
生命を育む臓器を守れ!~子宮頸がんの悲劇~ ①
- 2022.02.15
「いま、子宮頸がんが若い女性に急増しているんです。乳がんはマスコミで取り上げられるけど、子宮頸がんはほとんど取り上げられない。テレビで伝えてください!」
10数年前、私が熊本大学医学部附属病院に入院していたときに、担当医から言われた言葉です。
同室の患者さんに若い女性が多いのに驚きました。医師に聞くと、ほとんどが子宮頸がん。
患者さんの多くは、お母さん。彼女たちは、朝になると家に電話をかけ、夫や子どもたちの様子を尋ねていました。自分たちは辛い治療を続けているにもかかわらず・・・。
そして、母親がいない生活は、子供たちにとっても寂しくて辛い日々だったと思います。
厳しい現実を知りました。少しでも役に立ちたいとも。
退院後、「子宮頸がん」について調べました。わかったことは、若い女性に急増していること、そして「予防できる唯一のがん」であるということ。
そう、子宮頸がんは「検診」で予防できるんです。取材を始めたころは、日本ではまだワクチン接種が行われていなくて、検診こそが予防法だったんです。
子宮は「生命を育む臓器」。子宮頸がんは、最悪の場合、その大切な臓器を摘出しなければならない。多くの女性たちが、そうした悲劇に襲われていました。
本当に微力ですが、現実を伝え悲劇を少しでもなくすために、取材をスタートしました。
まずは街頭インタビュー。「若い女性に多いがんは?」
答えは「乳がん」「大腸がん」などなど。「子宮頸がん」と答える人はいませんでした。
熊本県の20歳代・30歳代の女性が罹るがんのトップは「子宮頸がん」
街頭インタビューで、改めて「伝えなければ」と思いました。
このブログでは、今後も子宮頸がんの取材の記録を伝えていきます。
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